前の記事に書いていたレデューサ+αのテストをしました。
天体でテストしたかったのですが、5月から天候に恵まれず、今回はまずフィールドテストとしました。
遠くの鉄塔を目標にして、倍率変化を実測しました。
天体でテストしたかったのですが、5月から天候に恵まれず、今回はまずフィールドテストとしました。
遠くの鉄塔を目標にして、倍率変化を実測しました。
■テスト構成
まず、テストしたレデューサの構成は、①通常のTリング+コマコレクターの先端にMCクローズアップNo.1
②ACクローズアップNo.3入りTリングのみ
③ACクローズアップNo.3入りTリング+コマコレクターの先端にMCクローズアップNo.1
この3つ。
ちなみに、No.1の代わりにNo.2を取り付けてみましたが、ぎりぎりピントが出ませんでした。
(取り付け方法を工夫すれば使えるかもしれません)
■結果は・・・
撮影した画像から倍率を計算します。①は、前の記事にも書いたとおり約0.91倍でした。
②は、約0.85倍となりました。ピント位置も割りと余裕でした。
③は、約0.77倍となりました。①×②なので当然ですね。
撮影画像は、今度天体を撮ったときに紹介しようと思います。
フィールドテストをしていた限りでは、レデューサ取り付けによる画質劣化が若干見受けられました。
特に③では、周辺減光とコマ収差が悪化したように見受けられました。
ただ極端に酷いようには見えなかったので、実写テストで明らかにしたいと思います。
■望遠鏡として
各レデューサを取り付けると、R200SSの焦点距離とF値は以下のようになります。レデューサなし:800mm F4.0
①:720mm F3.6
②:680mm F3.4
③:616mm F3.08
③ではF3.08とかなり明るくなります。
露出時間をレデューサなしと比較すると以下のようになります。
①(3.6/4)^2=0.81
②(3.4/4)^2=0.72
③(3.08/4)^2=0.59
③では59%、②でも72%の時間で済むようになります。実用できればかなり便利そうです。