▼ Canon EOS 5D Mark III 発表
ついに5D Mark IIの後継が発表されました。
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5dmk3/index.html
スペックについて、ちょっと考察してみようと思います。
(以下、5DII,5DIIIと略します)
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5dmk3/index.html
スペックについて、ちょっと考察してみようと思います。
(以下、5DII,5DIIIと略します)
■イメージセンサー
まず、画素数は5DIIから微増の2200万画素となりました。ライバル視されるであろうNikon D800シリーズの3600万画素とは結構差があります。
自分の場合、7Dの1800万画素でも十分と思っているので、これは歓迎です。
画素数を上げなかったため、高感度特性は非常に上がっています。
5DIIが常用ISO100~6400だったところ、5DIIIでは100~25600と2段向上しています。
これは天体写真においては歓迎としか言いようがありませんね。
■AE,AFセンサー
5DIIのAFセンサーはどうかんがえても貧弱でした。キヤノンにもユーザの気持ちが伝わったのか、EOS-1D Xと同等のセンサーが積まれました。
5DIIIにはせめて7DクラスのAFを・・・と思っていたので、いい意味で裏切られました。
AEセンサーに関しては、5DIIの35分割センサーから、7D等と同等の63分割センサーになりました。
さすがに1D Xの10万画素RGBセンサーは積まれませんでしたね(笑
■連射速度
これも5DIIでは結構不評だったのではないかと思います。Kiss並ですから(汗5DIIの3.9枚/秒から、6.0枚/秒に引き上げられました。大きな進化です。
画素数が少ないこともあって、D800の4.0枚/秒も大きく超えています。
■DIGIC5+についての考察
当初、このクラスのメカなら6枚/秒以上出るのでは?と思いました。ネックになるのが何か?と考えると、やはり画像処理エンジンではないでしょうか。
そこで、同じDIGIC5+搭載の1D Xと比較してみました。
1D X : 1800万画素×14枚/秒 = 252Mピクセル/秒(1つあたり126Mピクセル/秒)
5DIII : 2200万画素× 6枚/秒 = 132Mピクセル/秒
DIGIC5+を2つ搭載している1D Xは、1つ搭載の5DIIIと比べて約2倍の画素を処理しています。
どちらのカメラもDIGIC5+の限界付近で仕様が決定していると仮定すると、
DIGIC5+の処理能力は、130Mピクセル/秒と考えることが出来ます。
キヤノンはいつもそういった仕様決定をしている?らしく、DIGIC4搭載機についても同様のことが言えます。
DIGIC4の場合、デュアル機だと少し能力が落ちていますが、並列動作の効率が悪いんでしょうか。
シングルDIGIC4
EOS 50D : 1500万画素×6.3枚/秒 = 95Mピクセル/秒
EOS 60D : 1800万画素×5.3枚/秒 = 95Mピクセル/秒
デュアルDIGIC4
EOS 7D : 1800万画素× 8枚/秒 = 144Mピクセル/秒(1つあたり72Mピクセル/秒)
EOS-1D4: 1600万画素×10枚/秒 = 160Mピクセル/秒(1つあたり80Mピクセル/秒)
■EOS 3D(仮)はどうなる?
上記の考察が正しいとしたとき、4500万画素と噂されているEOS 3Dのスペックは以下に近くなると思います。- 4500万画素
- ISO100~6400(画素ピッチから推測)
- シングルDIGIC5+なら3枚/秒,デュアルなら5.5枚/秒
となると、噂の4500万画素では連射速度は3枚/秒程度に落ちてしまいそうですね・・・。
もしデュアルDIGIC5+搭載で5.5枚/秒なんてスペックで出たら、それは3Dでなくて1Ds Mark IVですね(笑
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